パソコンのファイル名の付け方とルール

コラム

フォルダ管理と名前の付け方

フォルダの名前の付け方

 パソコンやスマホでファイル(あるいはフォルダ)を作る際、名前の先頭に日付をつけておくと便利だ。
 「日付+名前」でしておくとファイルが足されても順序が固定され、管理が楽になる。

 例えば「20230303_ひな祭りのキャンペーン企画」などである。

なぜファイル名に日付をつけたほうがいいのか

 ファイル名に日付をつけることで、絶対的な順序でファイルを管理することができる。

 ファイル名が関連する単語や文字だけだと、ファイルが足された際に(多くのパソコンはあいうえお順であるから)順序が変わってしまう。
 人は無意識にファイルやフォルダのおおよその位置を予測している。
 このためファイルの順序が変わってしまうと目的のファイルを探し出すのに時間がかかってしまう。

  • A社との見積書
  • C社との見積書
  • D社との見積書
  • D社との見積書_修正案

 例えば上記のようなフォルダ内に「B社との見積書」という新しいファイルが加わった場合、(B社との見積が近々に仕上げないといけない仕事であったとしても)他のファイルに埋もれて探すのに手間がかかってしまう。

 ファイル名の付け方にルールを設ければ、並びを固定できファイルを探す手間と時間を省くことができる。

ファイル名の例

  • 20221210_A社との見積書
  • 20230110_C社との見積書
  • 20230220_D社との見積書
  • 20230303_D社との見積書_修正案

 上記のように西暦・月・日を先頭につけるとファイル名を管理しやすくなる。
 1月など一桁は「01」と0を加えた表記の方が桁数がそろって管理しやすい。
 日付と固有名詞の境目にはアンダーバー(_)を入れるとさらに見やすいだろう。

 日付についても「2023_03_03」のようにアンダーバーを入れる形もありだろう。
 西暦と月と日付が区切られ、「いつのファイルか」という視認性が高まる。
 ただしファイル名が長くなるというデメリットもあるので各々がメリットとデメリットを天秤にかける必要があるだろう。
 いずれにせよ西暦と月と日をアンダーバーやハイフンで区切るか否かは最初に決めて統一することが必要だ。でなければ日付を先頭につけるメリットである「順番を固定する」ことに支障が出る。

ファイル名に日付を入れることの意義

 以上のように、ファイルの並びを固定しあとから探しやすくするため、ファイル名に日付を付けることはおすすめだ。

 このように「ファイルを日付で管理する」場合、パソコンの機能を使って作成日順に並び替えればいいのではと思う人もいるかもしれない。
 しかしながら、ファイルの並びを作成日に準じて並び替えたいのか、編集日に準じて並び替えたいのかは状況によるだろう。このためパソコンのソート機能(並び替え機能)は必ずしも実務に適するわけではない。
 このためファイル名に日付を入れたほうが応用がきくかもしれない。

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