クラムチャウダーのかさ増し
キャンベルの缶は三人前でいささか中途半端である
キャンベルのクラムチャウダーをかさ増しする場合、コンソメ顆粒、それに具材は最低限キノコ類があればなんとかなると思っている。
キャンベルのクラムチャウダーは手軽に作れてしかも濃厚でおいしい。
ただし規定量だと三人前で、四人家族の食卓にはいささか少ない。
子供も夫もクラムチャウダーは好きで、だいたいおかわりと言ってくる。
だからといって二缶使うのは家計を考えると避けたいところだ。
そのためクラムチャウダーをできるだけ自然にかさ増しできないものか考える。
私は以前、キャンベルのクラムチャウダーを単に牛乳の量を多くしてかさ増ししたことあるが、あれは見事に失敗した。飲めないことはないが明らかに薄い。私も気づいていたが、夫も気づき、以来私はただ牛乳だけでかさ増しすることはやめた。
かさ増しのレシピ
キャンベルのクラムチャウダーをかさ増しする場合、コンソメ顆粒と牛乳が主になる。
牛乳で増やし薄まった味をコンソメで補うわけだ。
しかしそれだといかにも増やした感がでてしまうし、具材は相対的に少なくなってしまう。
可能であれば具材もかさ増しする。
具材のかさ増しにはキノコ類がちょうどいい。見栄えもなんとなくおしゃれだ。
しかしそれでは素材の味というか深みに欠ける。
顆粒の調味料だけでは味付けに限界がある。
可能なら野菜や肉類を追加して素材本来が持つ味を加えておきたい。
特に食材が思い浮かばない場合、私は玉ねぎをよく使う。バターで炒めた玉ねぎが、その何とも言えない甘みをクラムチャウダーに加えてくれる。そして肉類ではベーコンをよく使う。
鍋で玉ねぎをキツネ色になるまで炒めて柔らかくする。
そのあとベーコンを同じ鍋で炒めていく。
ベーコンがある程度こんがりしてきたら、キノコ類を入れていく。
私は買いやすさで普段はしめじを使っている。しかし今日はマッシュルームが安くで手に入ったのでマッシュルームを使いたい。子供達も大好きだ。マッシュルームを鍋に入れ、軽く火を通す。
ちなみにマッシュルームは缶詰の物を使うことも多い。
キャンベルのクラムチャウダーは缶詰なので、同じくマッシュルームを缶詰で備蓄しておくといざというときに使える。ここで言ういざというときというのは、買い物に行くのが億劫だったり食材が不足している日のことだ。
缶詰であるクラムチャウダーとマッシュルーム。そしてベーコンや玉ねぎを切って冷凍しておけば、いつでも使える日持ちするメニューが確保できる。
玉ねぎ、ベーコン、マッシュルームを炒めたら、キャンベルのクラムチャウダーを入れていく。そして牛乳を加える。まずは牛乳を規定量まで。そのあと牛乳を缶にもう一杯分入れ、鍋に投入。缶がそのまま計量カップになるキャンベルは便利だしなんだかおしゃれな気がする。
顆粒のコンソメを少しずつ足しながら味見をする。鍋全体の量を見ながら、牛乳も必要であれば少し足す。味の調整で塩を加えてもいいが、その機会はあまり多くないかもしれない。クラムチャウダー自体とベーコンの塩味がきいているため、塩分はそこまで不足している感じはない。
こうして好みの量と味になったら完成だ。
クリームパスタを作ってもいい
ちなみに私はこのかさ増ししたクラムチャウダーにパスタを入れることもある。
さらに人参など野菜を加えれば、それなりに栄養があるクリームパスタが出来上がる。
これといった夕飯のメニューが思い浮かばないとき、私はキャンベルのクラムチャウダーをスープとしての脇役ではなく、パスタとしてメインの役を担ってもらっている。
材料
- クラムチャウダー缶(キャンベル)
- 牛乳
- コンソメ顆粒
- 玉ねぎ
- バター
- ベーコン
- しめじ(あるいはマッシュルーム)