キャンベルのミネストローネをかさ増し
キャンベルである理由
私はキャンベルのスープ缶をしばしば使う。
理由は手軽で美味しいことはもちろんだが、見た目がなんとなくおしゃれで、それでいて価格も特別に高いわけではないからだ。
キッチンにキャンベルのスープ缶が数個並んでいると、料理を程よく丁寧に程よく手抜きでやれている感じがする。そういう物が私はけっこう好きだ。
ただ、キャンベルの中でもミネストローネの缶は買うことが少ない。
理由は、ミネストローネはクラムチャウダーなどと比べると缶がなくても比較的簡単に作れるからだ。ミネストローネはトマト缶とコンソメ顆粒があれば基本はなんとかなる。
それでも私がキャンベルのミネストローネをたまに買うことがあるのは、特別な感じを出したいからだ。手軽に、だけれどちょっとだけ特別な料理にしたいとき、そういうささやかな変化を出したいときに、私はキャンベルのミネストローネ缶を使う。
ミネストローネのかさ増し
ご多分に漏れず、四人家族の我が家ではキャンベルのミネストローネ缶一つではやや心許ない。
ミネストローネはスープとしての脇役に徹し、他のおかずを複数作ることも考えたが、今日は手抜きがしたい。
ミネストローネをかさ増しする場合、私はたいていパスタを入れる。もちろんそれではスープパスタで、最早かさ増しではなく別の料理になってしまっていることも否めないわけだが。
ミネストローネのレシピ
まずはニンニクを鍋でオリーブオイルと一緒に炒める。明日は夫も休日だから、少々にんにくが多くても支障はないだろう。
にんにくに程よく火が通ったら、一口大に切った鶏肉を入れる。
鶏肉はあらかじめ塩とコショウを馴染ませておく。
ミネストローネでスープパスタを作る場合、一般的に肉類はベーコンを入れることが多いのではないかと思う。けれど我が家では鶏肉を使うことが多い。
理由は大きく二つある。一つは味に深みを持たせるためだ。
ミネストローネをかさ増しする場合、薄まった味をどう補うか。この役割はおおむねコンソメ顆粒が担うことになる。しかしそれだけではいかにもかさ増しをしたような、何とも言えない味気なさを感じてしまう。このため鶏肉や野菜を入れて素材の味をできるだけ出したい。ベーコンでも味は出るのだろうが、「加工肉のだし」とイメージすると私は感覚的にちょっと抵抗がある。
理由の二つ目は、調理と保存が簡単なベーコンを多用しすぎないためだ。ベーコンは手軽に買えて手軽に包丁で切れて、冷凍すれば日持ちする。そのため忙しい日や休日の昼食、手抜きをしたいときのパスタ料理に多用される。このため少しでも余裕がある日は別の肉類を使ってバランスを取りたい。今日はミネストローネ缶でいくぶん調理が楽であるから、そのぶん具材は鶏肉を使いたい。
肉類のあとは野菜を入れる。
今日はキャベツを入れるが、日によってはほうれん草を使ってもいい。
そしてキノコ類。しめじが手軽だ。
具材に火が通ったらキャンベルのミネストローネ缶。これにトマト缶もいくらか足してかさを増す。
水とコンソメを足して、味見を軽くする。
最後にパスタを投入。パスタはペンネやリボンパスタを使うことが多い。
パスタがアルデンテになったら再度味見をして、必要な塩を足して味を調整する。
これでミネストローネがメインの料理にになった。
材料
- ミネストローネ缶(キャンベル)
- にんにく
- 油
- 鶏肉
- 塩
- コショウ
- キャベツ
- しめじ
- トマト缶
- パスタ
- コンソメ顆粒