カフェラテのレシピやその違いについて
カフェラテやカフェオレ、カプチーノなどの違いについて触れていこうと思う。
私はコーヒーについてそこまで意識が高いわけではない。
舌が肥えているわけでもないし、コーヒーに洗練されたこだわりがあるわけでもない。
しかしカフェラテやカフェオレの違いや定義を少し知ることは、コーヒーを日常的に飲む人であればある程度は役立つ知識になると思う。
例えばお店の味を家で再現したいときのヒントになるかもしれないし、初めてのお店でカフェラテとカフェオレどちらを注文しようか悩んだときのヒントになるかもしれない。
カフェラテやカフェオレの違い
カフェオレ
カフェオレは要するにコーヒー牛乳で、コーヒーとミルクを1:1で淹れた物を指す。
コーヒーはドリップコーヒーを使う。
つまりコーヒー粉をドリッパーにセットし、上からお湯を注いで淹れるコーヒーだ。
カフェオレについて砂糖の有無は定義に影響しない。
つまり砂糖が入っていてもいなくても、とりあえずそれはカフェオレということになる。
カフェオレは牛乳が全体の半分を占めるので、コーヒーの苦みや酸味が相対的に抑えられた「優しい飲み物」といった印象だろうか。
例えば朝の、まだ強い苦みや甘みが欲しくない起きたての身体にカフェオレはちょうどいいと思う。あるいはカフェインをあまり多く欲しくない夜。
カフェラテ
カフェラテはエスプレッソコーヒーとミルクの割合がおよそ1:4の物を指す。
カフェラテもコーヒーに牛乳が入ったものだか、その割合や淹れ方が異なる。
まず割合はコーヒーと牛乳が1:4。(厳密な割合は諸説ある。いずれにせよ牛乳の量が多い)
そしてカフェオレの特徴の一つがエスプレッソコーヒーを使う点だ。
エスプレッソコーヒーとは、エスプレッソマシンで抽出した濃い濃縮されたコーヒーのことだ。
そしてカフェオレには(厳密には)スチームミルクを使う。
スチームミルクとは蒸気で温めたミルクのことだ。
蒸気で温めたミルクと聞くと、家庭ではイメージしにくいというか再現の仕方が想像しにくいかもしれない。
スチームミルクについては、レンジで温めた牛乳をミルクフォーマーで混ぜた物と考えれば近いかもしれない。
ミルクフォーマーで混ぜた牛乳は、上部にミルクの泡ができて下部に空気を含んだ柔らかいミルクができると思う。
カフェラテはこの空気を含んだ柔らかいミルクを使う。
カプチーノ
カプチーノとはミルクの泡が乗ったミルク入りのコーヒーだ。
割合の目安はエスプレッソコーヒーとミルクがおよそ1:2となる。
コーヒーはエスプレッソコーヒー、ミルクはスチームミルクを使う。
そして上部に泡立てたミルク(フォームミルク)を乗せる。
コーヒーとミルクの割合はしっかりと決まっているわけではないが、感覚としてはカフェラテよりもミルクの量は少ないかもしれない。
目安としてはエスプレッソコーヒー:スチームミルク:フォームミルクが1:1:1といったところだろうか。
つまりざっくりとはコーヒーの倍の量のミルクを使う。
このためふわふわの泡の優しさの中にも、コーヒーの苦みをしっかりと感じるだろう。
カフェモカ
カフェモカはエスプレッソコーヒーとミルクがおよそ3:7の物に、チョコレートソースを加える。
コーヒーとミルクの割合は3:7くらいなので、おおむねカプチーノと同じということになる。
ミルクはフォームミルクを使う。
カプチーノのような苦みの中に、チョコレートゆえの強い甘みが入った飲み物だ。
マキアート
マキアートはカプチーノよりもさらにミルクの量が少ない(3:1)エスプレッソコーヒーのことだ。
ミルクはフォームミルクを使う。つまり上部にミルクの泡が乗る。
コーヒーとミルクの割合はこれも諸説あるが、いずれにせよカプチーノよりも少なめでより苦みとキレを楽しむ飲み物と言える。
目安としてはエスプレッソ:フォームミルクが3:1といったところだろうか。要するにコーヒーの方がミルクよりも多い。
キャラメルマキアートはこれにキャラメルソースを加えた物だ。
ちなみにキャラメルマキアートのあのしっかりとした甘みはキャラメルソースだけで出すのはけっこう難しい。家で再現する場合はバニラシロップ(あるいはバニラエッセンスと砂糖)を加えて甘さと風味を補完するのが近道だ。