エッセイ風小説

オムニバス(エッセイ風小説)

空気を読めない僕と世話焼きの彼女

空気を読めない僕と世話焼きの彼女  空気を読むことが苦手で、人とのコミュニケーションが苦手な僕は、社会で生きていく際の不具合が多い。 それでも僕がなんとか社会の中で生きていけてるのは、彼女のおかけだと思う。 社会の常識や人とのコミュ...
空気を読めない僕と世話焼きの彼女
オムニバス(エッセイ風小説)

ハムスターは夜中に脱走しているかもしれない

前項 ハムスターが脱走する理由  ハムスターは夜中に脱走しているかもしれない。時々私はそう思う。 もちろんそうでないかもしれない。 夜行性であるハムスターは私が起きているときは寝ていて、夜になると動き出す。ケージの...
ハムスター
オムニバス(エッセイ風小説)

自分が正しいと思うことを

自分が正しいと思うことを  自分が正しいと思うことを。 自分が正しいと思うことを。 自分が正しいと思うことを。 大事なことは、一回ではなく何回も言うタイプだ。 だから私はこの言葉を何回も言う。 私は忘れっぽい、移ろいやすい人間だから...
オムニバス(エッセイ風小説)

子供の頃は雨の日が嫌いではなかったけれど

子供の雨と大人の雨  子供の頃、私は雨が嫌いではなかった。 けれど大人になるにつれ、雨の日の面倒なことが増えて、私にとって雨の日は次第に憂鬱なものになっていった。 雨が降れば髪は広がるし、服は濡れる。大雨となれば洪水が心配だ。 子供...
オムニバス(エッセイ風小説)

お金で買えない幸せをお金で買おうとしたとき人は不幸になる

お金で幸せは買えるのか  お金で買えない幸せをお金で買おうとしたとき、人は不幸になるのではないか。 いつからか、私はそんなふうに思っている。  世の中には、お金で買える幸せもあれば、お金で買えない幸せもある。 お金で買える幸せがある...
オムニバス(エッセイ風小説)

夏休みの宿題を31日(最終日)にやるタイプの人間

夏休みの宿題のやり方 夏休みの宿題とその人の性格  夏休みの宿題をどのようにこなすかは、その人の性格が如実に表れる。 大きくは、夏休みの宿題を早めに(七月中あるいは八月の前半)終わらせるタイプと、八月三十一日間際になって取り掛...
よくあること
家族

子供への愛情の注ぎ方と冷凍ご飯

親の子への愛情  私の場合、人を愛するということの深さと難しさを知ったのは、娘が生まれてからだった。 もちろん、私は夫のことも愛している。けれど夫への愛情は恋愛の延長線上にある。私達は互いに知り合い恋人になり結婚した。段階のある愛は...
オムニバス(エッセイ風小説)

子供がいない女性と妊娠をした後輩

私に馴染んだ私の生活  私が生涯独身であることを受け入れたのは今から数年ほど前のことだ。 特に大きな理由はなかった。平凡だが今の生活に不満のない私は、年齢的なものもあり結婚について考えることをやめた。 多様な時代だから、独身であるこ...
ネガティブな私
家族

妻の愚痴を聞く夫と結婚生活の幸せ

君が愚痴を話して僕が聞く  たぶん、僕たちにとってそれが自然な形なんだと思う。  君が今日の出来事や思ったことを話す。その中には 腹が立ったことやうれしかったことが入っている。 僕はそれを「うんうん」と聞き君は話す中で心が楽になって...
レシピ

ペペロンチーノは家でお店の味を出せる最も手軽な家庭料理である。

ペペロンチーノの作り方 美味しいペペロンチーノが食べたくなった  ペペロンチーノが食べたい。 金曜日の午後、唐突に私はそう思った。 唐突に、ガーリックが強めのペペロンチーノを食べたいと思った。 そして明日は休日で、今日食べるニ...
レシピ

カルボナーラをできるだけコストを抑えて(安く美味しく)作るには

カルボナーラのコツ  カルボナーラを作るとき、パスタをどうするかということを解決できれば九割は完成したと考えていい。 カルボナーラに使うパスタはどれにするか。 もちろん普通のパスタでも構わない。それが好きなら、話はそれで完結する。 ...
レシピ

青魚があまり好きじゃなくても、鯖の味噌煮の作り方。

美味しい鯖の味噌煮が食べたい  青魚は栄養があることを知りつつも、白身や赤身と比べると青魚が苦手な人は多い。私もその一人だ。 そんな私にとって、鯖の味噌煮は美味しく青魚を食べる方法の一つだ。 鯖の味噌煮の魅力は普段の調味料を使って比...
オムニバス(エッセイ風小説)

不妊の妻と年下の旦那

子供がいない生活  私達が子供のいない、夫婦二人の生活を改めて選んだのは私が四十になったときだった。 この年齢で子供を産まないことを選ぶのが早いのか遅いのか私にはわからない。いや、おそらく子供を初めて授かる年齢としては遅い方に入るだ...
レシピ

コーヒーを美味しく淹れるための一つ穴のドリッパー

おいしいコーヒーの淹れ方 コーヒーの淹れ方  コーヒーは日常的な飲み物なので、あまり仰々しい淹れ方を私は好まない。 だから私はドリッパーとペーパーフィルターというごくありふれた物を使ってコーヒーを淹れる。けれどそこに、労力に見...
レシピ

アヒージョとバゲットは最もシンプルで美味しい料理の1つだと思う

アヒージョが食べたい  知人の伝手で、良い国産のニンニクが手に入った。私はその時点でアヒージョを作って食べようと心に決めていた。 今日は午後から仕事が休みであり、明日は終日休みだ。ニンニクの料理をするにはうってつけの日。私は仕事帰り...
レシピ

キャンベルのコーンポタージュをかさ増しする

キャンベルのコーンスープをかさ増し キャンベルの濃縮缶スープのジレンマ  キャンベルの濃縮缶スープは、家で手軽にお店の味を再現できる自炊の味方だと思っている。 粉末のコーンスープと比べれば若干値段の高さも否めないが、味は間違い...
キャンベルスープ
レシピ

キャンベルのクラムチャウダーをかさ増しする

クラムチャウダーのかさ増し キャンベルの缶は三人前でいささか中途半端である  キャンベルのクラムチャウダーをかさ増しする場合、コンソメ顆粒、それに具材は最低限キノコ類があればなんとかなると思っている。 キャンベルのクラムチャウ...
キャンベルスープ
オムニバス(エッセイ風小説)

人の死を受け入れるために

人の命の終わりの隣で  生きていけばいくほど、人の死に出会う確率は高くなる。 それは私にとっての処世術の一つだ。 人の命の終わりに出会うことに疲れたら、本当に疲れたら、そのときは自分の命が終わるとき。 そう思うと、幾分、誰かを失う悲...
オムニバス(エッセイ風小説)

片脚のない猫

春の温かさは穏やかで切ない  片脚のない猫は春の野原を歩いていた。 その日は雲一つない澄み渡った空から温かな陽光が降り注ぐ本当に気持ちの良い天気だった。風は過ぎ去ったばかりの冬の冷たさをほんの少し残してはいたが、優しく穏やかに吹いて...
レシピ

コーヒーをマキネッタで淹れると家でお店の味がコスパ良く再現できる

コーヒーの器具はマキネッタを使っている  自分に少しの余力と時間と心の余裕があれば、私はコーヒーをマキネッタで淹れている。 マキネッタとはコーヒー用のやかんのような物だ。コーヒーを濃く出すために、中の構造が少し特殊になっている。 私...
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