部下に嫌われる上司の特徴・共通点

オムニバス(エッセイ風小説)

部下に嫌われる上司

 私の会社の上司は、部下に嫌われている。
 どんなところが嫌われているかと言えば、理由は一つじゃない。

 嫌なところが多いから上司を嫌いになるのか、
 上司が嫌いだから他の嫌なところも目に付くのか。

 卵が先か鶏が先かでわからないけれど、
 いずれにせよ嫌われている上司って、理由は一つじゃない。

 いろいろなことが積み重なって、人は人に嫌われるのだ。

部下に嫌われる上司の特徴

人前で怒る・怒鳴る

 社会人になると、人前で怒る人や怒鳴る人は嫌われる。

 小学校の頃、先生が生徒を怒ることはよくあった気がする。
 でも、大人になると違うんだなと社会人になってからつくづく思う。

 人前で人を怒るという行為は、その人を辱める行為で、そういうことをする人はマナーがなってないと思われる。

 だから、怒るときは第三者がいないところで怒るか、怒らなくてもいいような伝え方をしないといけない。

 というか、そもそも仕事上の人間関係で怒ったり怒鳴ったり、感情的になること自体が幼稚に思われる。

 怒ることと諭すことは違うし、怒鳴ることと指導することも違う。

感情論で共感しない

 感情論で意思決定する上司は嫌われる。

 「どうせ上司の気分で物事が決まるんだ」と思うと、部下のモチベーションは下がる。
 人はロボットじゃないけれど、ある程度の理屈や理論は必要だ。
 そうじゃないと、考え方が違う人達が話し合うことができない。

 そして感情論で動く上司ほど、人の感情に共感できない。

 自分の感情が先に来るから、部下の気持ちとか文脈を察することができない。
 いつだって「俺の考えが正しい」になってしまう。

価値観が古く、考え方を変えることができない

 嫌われる上司は価値観が古い。
 そして考え方を変えることができない。


 いわゆる、「老害」というやつだ。

 世代によって考え方が違うのはしょうがないことだけれど、その価値観を他人に押し付けるのはやめてほしい。

 効率の悪いやり方をやりたいなら自分一人でやればいい。部下まで巻き込まないで欲しい。

変な自己肯定感

 嫌われている上司ほど、自信とか自己肯定感があったりする。

 要するに、人に嫌われているのに自分が好かれていると思っていて、気持ちが悪い。

 適切に自己評価をするって、会社で歳を取るほどきっと難しいんだと思う。

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