洗濯できない服をどうするか問題

オムニバス(エッセイ風小説)

洗濯できない服をどうするか

洗濯できない洋服のケア

 気軽に洗濯できない服をどうするか。
 コートだとかジャケットだとかスカートだとかズボンだとか。

 毎回洗う必要はないけれど、毎回着るだけでは気になる服。
 洗濯機では洗えないけれど、クリーニングはお金がかかると思う服。
 アイロンはかけにくいけれど、日々のしわが気にはなる服。

 暮らしにおけるこの問題は、衣類用スチーマーを使うことで私の中では一応解決している。

 本体に水を入れ、電源につなぎスイッチを押すと高温の蒸気が出るスチーマー。
 このスチームが除菌としわ取りの役割を担ってくれる。
 服をハンガーにかけたまま、気軽にできるのもポイントが高い。

 アイロンがけができないデリケートな服に使えるから、衣類用スチーマーの守備範囲は広い。
 しっかりとしたしわ取りはアイロンに及ばないものの、最近はしわが付きにくい服が増えているからそこまで力不足も感じない。

 だから私にとって、衣類用スチーマーはなくてはならない家電の一つだ。
 冷蔵庫とか洗濯機とかクーラーと同じくらい、生活に溶け込んだ家電だ。(世間ではそこまで市民権は得ていない気がするけれど)

洋服ブラシと衣類用スチーマー

 洋服ブラシと衣類用スチーマー。
 この二つがあると衣類に対する満足度が非常に上がる。と私は思っている。
 「お気に入りの服を丁寧に扱うことができている」という満足感だ。

 外出を終えたら洋服ブラシで軽く埃を落とし、そのあとに衣類用スチーマーで蒸気を当てる。除菌としわ取りを行う。

 ただの感覚かもしれないが、ブラシ掛けとスチームを当てて乾いた服は、次着るときに気持ちがいい。洋服のしわは早めに取ったほうが楽だ。何度も着てしわが増えた服を、綺麗にするのは少し手間がかかる。

 洋服ブラシも衣類用スチーマーも、別に高価なものでなくて十分だ。
 洋服ブラシは千円前後で手に入る。衣類用スチーマーも機種を選べば一万円もしない。

 これらを使うことで洋服を心地良く使うことができると思う。もちろんこれは個人の感覚にすぎないのかもしれないが。

 清潔であることと、清潔に思えること。これらが両立すると心地良いものだ。

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