脱ぎ履きしやすい革靴の靴紐の結び方
靴紐の結び方の工夫
脱ぎ履きを頻繁にする革靴はシングルで、
脱ぎ履きをあまりせず丁寧に履く革靴はパラレルで靴紐を結んでいる。
例えば営業先に訪問するとき、座敷に上がる会食、通勤だけで仕事中は靴を履き替える業種。
そういうときに、革靴の靴紐を毎回結んだりほどいたりするのは面倒だ。
この悩みが行きつく答えの一つが、靴紐の結び方を工夫するというものだと思う。
ベストではないが、ベターな答えというやつだ。
靴を脱ぎ履きする際は、靴紐をちゃんとほどいたり結んだりしたほうがいい。
もちろんそんなことは知っている。
今はそういう話をしているわけじゃない。
紐を結んだまま靴を脱ぎ履きすると、靴が傷むし足にも良くない。
それも知っている。
今はそういうきちっとした話をしているわけじゃない。
今話しているのは、そういうデメリットをある程度は受け入れて、できるだけマシな靴の履き方はないものかという話だ。
今持っている靴での工夫の仕方
毎回靴紐をほどいて結んでいては、人を待たせてしまうしテンポが悪い。
日本は靴を脱ぐ機会が多いから、どうしても靴紐をほどかず靴を脱いだり履いたりする機会が出てくる。
どうしたらいいのだろう。
靴紐のないローファーやモンクストラップを買えばいい。
今はそういう話はしていない。
問題をお金で解決するのではなく、工夫で解決するにはどうしたらいいかという話だ。
それに「靴紐を結びたくない」という理由だけで靴を買うのは嫌だ。
ゴム製で伸縮性のある靴紐を買えばいい。
それは悪くないが、今回はやめておこう。
ゴム製の靴紐は革靴には合わない。スニーカーであれば一考に値するが。
今持っている革靴、今持っている靴紐の中で、比較的痛んでもいい靴を、「靴紐をほどかず脱ぎ履きする用の靴」にしようと思う。
そのような場合、どうしたらいいだろう。
シングルとパラレルの違い
頻繁に靴を脱ぎ履きするようなシチュエーションでは、多少は痛んでもいい革靴を緩めのシングルで結んで履いている。
逆に、あまり脱ぎ履きしないようなシチュエーションでは、お気に入りの革靴をパラレルで結んで履いて行く。
これは今持っている靴でできる工夫だ。
靴紐の結び方においてシングルとは、フォーマルな場でも使えるシンプルな結び方の一つだ。
詳しい結び方は検索すればいくらでも出てくるだろう。
シングルの結び方は調整がしやすい、つまり緩めやすいという特徴がある。
余裕を持ってシングルで結んでおけば、紐をほどかず靴を脱ぎ履きすることもできなくはない。
一方で、靴紐の結び方におけるパラレルとは、左右に均一に力をかける結び方の一つで、ホールド力がある。つまり緩みにくい。自分の足に合ったサイズの革靴をパラレルできちんと結ぶとなんとも心地が良い。
しかしパラレルは紐をほどかず脱ぎ履きするには不向きだろう。(別にシングルが紐をほどかず脱ぎ履ぎする専用の結び方と言っているわけではない)
履く度に靴紐の結び方を変えるのは面倒だ。
だからシングルで結んだ靴とパラレルで結んだ靴を準備して、その日の予定に合わせて履き替える。
そもそも革靴はあまり履かないって?
今はそんな話はしていない。