SNSとの付き合い方と向き合い方|TwitterやInstagramなど

オムニバス(エッセイ風小説)

SNSとの付き合い方と向き合い方

SNSと付き合い方

 私達はSNSとどのように付き合っていくべきだろうか。

 この手の話の結論は、多くの人が感じている通り、「楽しく使えるならいいけれど、心が病んでしまうような使い方はするな」ということだろう。

 SNSやインターネットは適切に適度に使うこと。
 それに尽きるわけだが、その加減がきっと難しいから、多くの人が「SNSとどのように付き合っていくべきか」と考える。

 私達は、SNSとどのように付き合っていくべきだろうか。

SNSの良いところ・悪いところ

 月並みに、SNSの良いところ(メリット)と悪いところ(デメリット)を考えてみたい。

 SNSの良いところは、場所を超えて様々な情報とコミュニケーションを得ることができることだろう。
 私達は手元の機械で瞬時に世界にアクセスできる。それは身の回りでは教えてくれない情報を教えてくれて、身の回りにはいない趣味が合う人と出会うこともできる。

 SNSの悪いところは、情報とコミュニケーションの洪水で自分を見失う危険性かもしれない。
 真偽が不明なたくさんの情報。日々矛先が変わる誹謗中傷。それらが私達の心を消耗させる。

SNSで心を病む場合

 SNSが良い機会を与えてくれることもあれば悪い機会を与えることもある。要は使い方次第だ。
 そしてSNSから受ける悪い影響の典型例が、偏った情報や誹謗中傷で心を病んでしまうケースだ。

 自分に対する誹謗中傷は言わずもがな、他人に対する誹謗中傷でも、そのネガティブな雰囲気に自分の心が痛んでしまう人もいるだろう。また偏った情報を目の当たりにして、一種の気持ち悪さのようなものを感じる人もいるかもしれない。これらはストレスになってしまう。

 これの対処法は簡単で、「SNSを見なければいい」。
 しかしこれが難しい。確かに存在する情報に対して、私達は葛藤があるからだ。

 つまり、「ネガティブな情報(誹謗中傷など)は見なければ済む話だが、確かにそこに書かれている情報から目を背けることは、問題を解決したと言えるのだろうか。問題に向き合うべき(つまりSNSを見るべき)ではないだろうか」という妙な真面目さを人は出してしまいがちだ。

SNSとの向き合い方

 私達は、SNSに対してどのようなスタンスを取るべきなのだろうか。

 結局のところ、「しょせんはSNS」というある種の割り切りも必要なのだ。
 変な物は見なくていい。という、単純な思想。

 SNSやインターネットとの付き合い方は、お金との付き合い方と似ている。

 つまり、人生においてお金は重要だが、一番重要なものになることはない。お金の重要さはいつも一番大切なもの(それは人によって異なるが)のそれ以降だ。
 お金のために自分の大切なものや命を犠牲にしては意味がない。
 お金は上手にコントロールする必要がある。(例えば現実的に貯金をするとか)

 SNSやインターネットもそれに似ているところがある。
 私達はインターネットでのつながりや、そこから得られる情報や関係性は重要だ。けれどそのために自分の心や命を犠牲にする必要はない。
 SNSやインターネットを上手に使いながらも、結局それらは「道具の一つ」でしかないという一線を引くことを忘れてはならない。
 私達は、道具を使っているのだから。

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