【アメリカンジョーク集】会社の飲み会

オムニバス(ショートショート)

仕事のアメリカンジョーク

新人歓迎会

新社会人になった。
歓迎会があった。
お酒は飲めないし、大勢の場は苦手だが、
新人の立場だと断りにくい。
歓迎会はこの会社の慣習らしい。
社会は厳しいが頑張っていこうと上司は言う。
社会の厳しさを知った。




飲み会の席順

うちの部署の飲み会は、席がくじ引きで決まる。
手順はまず幹事が事前にくじ引きを作っておく。
そのあとこっそり各人が隣になりたくない上司は誰か相談する。
幹事はいい感じにくじ引きを細工する。




忘年会の出欠

上司に小言は言われたけれど、
忘年会は欠席した。
年末くらい、仕事のことは忘れたかったから。



会費

会社の飲み会の会費は、
飲む人も飲まない人も一律の金額になった。
金額に差があると、飲まない人が増えるからだそうだ。
ということで、若手は全員割高の会費を払うことになった。




酒の席での本音

「酒を飲まないと人は本音はでないものだ」と上司は言った。
だからみんな上司とお酒は飲まないようにしている。
上司の本音(愚痴や説教)は、できるだけ聞きたくないからだ。




飲み会の参加率

入社したばかりの僕は部署の飲み会に行ってみた。
上司も新人もたくさん来ているけれど
中堅の先輩達が見当たらない。
なぜだろう。




下座と上座

会社の新人は飲み会で自発的に下座に座った。
上司から距離があるから気を遣わないし、
できるだけ早く帰りたいからだそうだ。




ハンドルキーパー

今度ある会社の飲み会では、
ハンドルキーパーになった。
自分が帰りたいときに帰れるという、
ハンドルをキープしておきたかったから。




親睦を深めるための飲み会

この部署は風通しが悪い。
親睦を深めるために月末に飲み会をしようと思う。
上司はそう言った。僕はそうかなぁと思った。
今日も僕は仲の良い同僚と飲みに行く予定だ。




退職者の送別会

退職者の送別会を行うことは慣習で決まっていた。
けれど、もし自分が辞めるときは送別会は開いてもらわなくてもいいかなと思っている。
でも送別会は開かれるだろう。
だから他人の送別会が休みにくい。
自分の送別会を人質に取られた気分だ。

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