レシートの管理方法・捨てるタイミング(家庭の場合)

オムニバス(エッセイ風小説)

家庭でのレシートの管理方法

 家庭でレシートの管理をする場合、A4の30穴リングファイルに月ごとにレシートを入れていく方法がおすすめだ。

 ファイルにはクリヤーブックを12枚はさんでおき、1月、2月、3月と月ごとにレシートを入れていく。
 そして1年経ったら破棄する。1月が来たら昨年の1月のレシートは破棄して新しいレシートを入れていく。
 こうすることでレシートが常に一定量で整理され続けていく。

考え方

レシートの位置付け

 レシート・領収書の保管方法はその位置づけによって異なるだろう。
 レシートの位置付けは大きくは2種類ある。
 仕事で使うレシートと、家庭で使うレシートだ。

 今回は家庭で使うレシートについて、その保管方法を考えたい。

家庭のレシート

 家庭・家計で発生するレシートの管理は意外と悩ましい。

 なぜなら仕事で使うレシートは経費精算や確定申告などその重要性がはっきりしている。
 どういうふうに保存してどのくらいの期間保管していなければならないかはっきりしている。
 だから(めんどくさくはあるが)管理方法についてあれこれ考える必要は少ないだろう。

 一方で、家庭でのレシートは管理の仕方に悩む。

 なぜなら家庭で発生するレシートの大半は不要で、しかしごく稀に必要なときがあるからだ。

 家庭で発生するレシートの多くは使うことがないまま終わる。
 しかし稀に、返品や取り換え、修理などでレシートが必要になるときがある。

 この「ごく稀な事態」が「あるかもしれない」という不安が私達を悩ませる。

レシートを捨てるリスク

 全てのリスクを受け入れるなら、レシートはもらわない、あるいはレシートをもらったその場で捨てるという選択肢もあるかもしれない。

 しかしこの方法は個人的にはおすすめしない。

 当たり前の話になるが、万が一の返品や取り換えのリスクも考えて、どうせもらえるならレシートは一定期間保管しておいたほうが合理的だ。

レシートを保管する煩雑さ

 しかしながら、全てのレシートを無期限に保管しておくのは、どう考えても効率が悪い。
 今日買ったトイレットペーパーのレシートを、墓場まで持っていく必要はないだろう。

 このためレシートを一定基準で捨てる必要が出てくる。
 では、どのような基準・期間でレシートを捨てるべきだろうか。

レシート管理のめんどくささ

 買った物に応じてレシートの保管期間を見極め、個別に対応する。
 それは理想的だが現実的でない。おそらくとてもめんどくさい。

 今日はこれを食べ終わったからこのレシートを破棄しよう。
 これは最後まで使い切ったからレシートも捨てておこう。
 来月使うこれは来月に使い終わったらレシートを捨てよう。

 非常に面倒だ。

 このように考えると、レシート管理のポイントはレシートを捨てるタイミングをいかに簡単に見極めるかだ。

 いかに労力をかけず簡単に、「役目が終わったレシート」をあぶり出せるか、その方法論が肝要だ。

保存期間の見出し方

 個別にレシートの保管期間を定めるのはなんとも面倒だ。
 このため概算というか近似値というか、仮説を立ててみよう。

 大型家電などを除いて、1年以上使わなかったレシートはその後使う確率は低いのではないだろうか。

 返品や取り換えが必要なケースというのは、わりと買った日から近いケースが多いだろう。

 とりあえずレシートを1年間保存して、そのあとは捨てるという対応でかなりのリスクは回避できるのではないだろうか。

 もちろん、1年以上経って必要になるレシートが絶対ないとは言い切れない。
 しかしながら、労力と結果のバランスを考えれば、

 一定期間使わなかったものは、その後も使用されない確率が高いという判断はアルゴリズムとして理に適っているだろう。

レシートを捨てるタイミング

 以上より、一定期間ごとに捨てるべきレシートがわかるような管理の仕方が有意義だ。
 そしてその方法はできるだけ簡単なものがいい。

 リングファイルにその日のレシートをどんどん入れていく方式なら、そこまでの手間はないだろう。

 そして1年経ったレシートは捨てていく。
 1年で不安な人はクリヤーブックを増やして2年分でもいいかもしれない。

 あるいは、もし1年6か月してレシートが必要になった事例が実際に出てきたら、そのときからレシートの保管期限を1年6か月と設定しなおせばいいかもしれない。

 重要なのは、自分にとってしっくりくるレシートの保管期間を定め、その期間の中で捨てるレシートと新たに入ってくるレシートが循環することなのだ。

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