小説の書き方のルール|記号の使い方やスペースの空け方

コラム

はじめに

 書籍や小説など、一般的な文章を書く上でのルールは以下のようなものがある。
 しかしながら近年はブログなどにより自由な書き方も多いので、必ずしもこれらが適用されているとは限らない。

小説のルール

文頭は一文字空ける

 文頭は全角のスペースで一文字空ける。
 これにより文頭の位置、つまり内容が変わったのだということが視覚的にわかる。
 当然、文章が単に続いた場合の二行目はあける必要はない。

記号は全角

 カギ括弧「」や括弧()、中点・などはいずれも全角で表記する。

アルファベットも全角

 アルファベットも全角で表記する。
 ABCD。
 例えばWHOなどの略語の使用がこれにあたる。
 一方でWorld Health Organizationなどのように英単語を書くときはその限りではない。この場合は半角を用いることが多い。

台詞は「」で表し、文頭は一文字空けない

 登場人物のセリフは改行し「」で表記する。
 そして「」を使う際は文頭を一文字空ける必要はない。
 ただし「」を言葉の強調の意図で使う場合は除く。
 また、「」内の最後の句点は省略する。

「セリフを表すカギ括弧の文頭は空白は入れなくていいのだ」

三点リーダーは偶数回

 三点リーダーは偶数回で……。
 ゆえに最低二回は繰り返す。
 また、中点「・」を三回用いるのはNGである。

感嘆符の後は一文字空ける

 感嘆符のあとは一文字空ける! このように全角スペースを空ける。
 また、他の記号と同様に感嘆符も全角である!

数字か漢数字か

 基本的には一、二、三。漢数字を用いたほうが無難ではあるが、算数字でも間違いではない。
 漢数字で大きい数を表すのであれば、例えば一〇 〇 〇 円。

 ただしことわざや四字熟語などは漢数字で表す。
 七転び八起きなど。

単位は片仮名で

 メートルやキログラムといった単位は片仮名で表記する。
 ただし一個など漢字の単位はそのまま漢字で表記する。

 また、余談であるが一般的な文章においてアルファベットで単位を表す際は、半角スペースを空けることが推奨される。1 kgのように。

等幅フォントを使う

 これらのルールの多くは文章が原稿用紙で書かれていたことの影響である。
 つまり同じ大きさのマス目に一文字・一記号が収まり整然とさせるための意図がある。
 こういった背景から、フォントは等幅フォントを用いる。

 等幅フォントとは一文字一文字の幅が全て同じフォントである。
 等幅フォントを用いると文字の並びが同じ位置に揃う。

 ちなみ等幅フォントの反対の性質を持つフォントはプロポーショナルフォントである。
 プロポーショナルフォントは文字ごとに幅が異なる。

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