人間関係について
人を嫌うことについて
あいつは悪だ
あいつは敵だ
人を簡単に嫌いになれたら楽なのだけれど
嫌いな人に良いところがあったり
嫌いな人に助けられたりもする
自分にとって
相手がどんな人か判断することは
なんとも難しい
人は多面的だから。
人間関係の中での自由について
人とのしがらみの中で生きることはなんとも不自由だ
意見を合わせなければいけないときもあるし
前例に合わせないといけないときもある
自分の時間やタイミングが
誰かのタイミングや時間に奪われる
しかしそこで作られた関係性が
自分を救ってくれることもある
ルールや決まりを超えて
人が人を融通し
配慮してくれることは
時として自由を与えてくれる
孤独に生きることはなんとも不自由だ
誰かと行きたい場所も
誰かと食べたいものも
誰かと見たいものも
独りでしか経験することができない
それを共有することができない
しかしそんな生活が
自分を救ってくれることもある
ルールや決まりを超えて
自分が自分を融通し
自分を大切にできることは
時として自由を与えてくれる
人はある種の不自由の中で
ある種の自由を感じることができる
どんな不自由に身を置くか
どんな自由に身を置くか
人間関係の変化について
変わらないものがあればいいなと思う
いつまで経っても同じであればいいなと思う
何年経ってもあの頃のようならいいなと思う
けれど多くの場合
人は変わっていく
自分は変わっていないと思いながら
人の変化に戸惑っていく
互いの変化ですれ違いながら
少しの寂しさと
多忙な今と
切ない懐かしさの中で
私達は生きている
変化していく中であるからこそ
その瞬間の出来事が愛おしく思えてくる
不変なものがないからこそ
今という時を大切にしたほうがいい
人は変化していき
時間は流れていき
今の私は
かつての私ではないのだから
人を愛することについて
人は人間関係の中で
傷つくこともあれば
救われることもある
世の中には様々な人がいて
一人の人間ですら
様々な一面がある
私達は一生を費やしても
世界中の人々と接することはできない
私達は一生を費やしても
たぶん他人を完全に理解することはできない
だから命が続く少しの間
人を愛せるように
人間が好きでいられるように
優しいものや
尊いものに触れて
そういう関係性を大切にして
それがたとえ
人というものの一面であっても
愛を持って生きることができたなら