時間と人生
積み重なった時間の中で
流れていった時間は
私達の人生を表している
決して楽ではなかった時間の積み重ねが
今では少し尊く感じる
嬉しいことも楽しいことも
悲しいことも辛いことも
様々な感情が混ざり合った時間
それらが積み重なって
一言では言えない地層となって
私の過去ができていく
積み重ねた時間を見て
この道のりも悪くはなかった
そう思えるように
今を生きていきたい
時間の感じ方
時間の長さは同じかもしれないけれど
時間の感じ方はきっと違う
夢中になれること
時間を忘れること
自分にとって難しすぎず簡単すぎないこと
行動に対して反応が返ってくること
自分の意図で変化が起きている実感があること
そういうことに時間を使いたい
フロー
一日も一年も
時間の長さはみんな同じ
それでも人生が違って見えるのは
きっと時間の感じ方が違うから
夢中になれる時間をフローと言うらしい
夢中になれる時間は
人の満足できる時間を増やしてくれる
人の幸せを感じる瞬間を増やしてくれる
いつかが好きな人
時間は無限にないけれど
人は「いつか」が大好きで
いろんなことを後回し
何をするかは大切で
するべきことを整理すれば
自分の道筋が見えてくる
何をするかを決めたなら
いつするかまで決めておきたい
時間は無限にないけれど
人は「いつか」が大好きだから
人生は時間でできているから
うまくいかないことや
予定通り終わらないこと
そういうときに
今日はこのへんにしとこうかな
と自分で切り替えを告げてみる
何かが終わっていなかったり
解決していなかったりしても
自分で腰を上げて
気持ちを切り替えて
行動を変えてみる
人生は時間でできているから
過ぎていく時間を
例えば季節が変わるとき
久しぶりに帰った町の景色が変わっているとき
あんなに小さかった子が、大きくなったとき
私達は、過ぎていった時間を感じる
卒業アルバムを開くとき
今より若い時分
子供の頃に遊んだ場所
私達は回る時計の針で時間を感じるわけではないのだと思う
ふとしたときにしみじみと
感じる時間は
音や空気や匂いとなって
私達に
いろいろなことを教えてくれる