会社を定時で帰る
会社を定時で帰りたいけれど、定時で帰れない日々が続くときの対処法をいくつか挙げていきたい。
定時で帰るためには「定時で仕事を終わらせる仕事術」のようなものも必要かもしれないが、そもそもサービス残業は違法である。
このように考えると、定時で帰ることは仕事が速い一部の有能な人間だけでなく、誰でも平等に享受できる権利なのかもしれない。
このため、定時で帰るために必要なことは有能な仕事術ではなく「定時で帰るための気持ちの持ち方」とも考えられる。
定時で帰る方法
転職する
仕事を定時で帰りたいなら、定時で帰れるような仕事・会社に転職したほうがいい。
これは身も蓋もないような話に聞こえるかもしれない。
しかし重要なことである。
人は追いつめられると、根本的な選択肢を見失ってしまう。
単純な話だが、ブラック企業の体制を変えるよりも転職したほうが容易である。
人を変えるより、自分が変わる方が容易い。
サービス残業が嫌ならサービス残業がない会社に、定時で退社しても怒られない会社に転職すればいいのだ。
もちろん、おいそれと転職はできないかもしれない。
だから「今の会社でどうすればいいか」を考える必要があるだろう。
しかしながら、常に根本的な解決策、すなわち「転職する」という可能性を忘れてはいけない。そのような広い視野を持った上で初めて「今の会社でどうすればいいか」は考えなければならない。
ほどよい人間関係を保つ
仕事の人間関係は仕事の人間関係と割り切ることは大切である。
多くの人は仲良くなると義理や人情を感じて物事を断りにくくなる。
会社の人間関係も同様で、仲の良い人やしがらみが増えるほど残業を断りにくくなるだろう。
ある程度ドライな人間関係・割り切った人間関係を維持することは定時退社の罪悪感を緩和してくれる。
ここで重要なのは、その関係は敵対心のあるような関係ではないということだ。
あくまでほどよい距離を保ち、接し方自体は親切にする。
距離もあるし感じも悪ければ、人に嫌われ足を引っ張られるかもしれない。
定時で帰る用事と生活習慣
定時で帰る用事や生活習慣を自分に課すことは長期的には重要だ。
定時で帰ること以上に、定時で帰り続けることは難しい。
周囲が残業している場合、自分だけ定時で帰ることはなかなか精神力がいる。
定時で帰るための恒常的な用事や、生活習慣の確立は役に立つ。
子供がいる家庭であれば、保育園の迎えや小学校のPTAといった理由が挙がるだろう。
独身であれば親の介護や甥っ子の世話、持病の通院などは使える。
いずれにせよ、何か他人からは立ち入りづらい理由を準備しておくといいだろう。