水道代の節約
水と生きているということ
水という物は貴重な物だ。
人は水が生活することはできなし、水がなければ生きていくこともできない。
生活をする上で水を適切に使えること。それは生きていく力の一つだと思っている。
水を無駄に使うことに慣れていると、生きていくのにたくさんの水が必要になる。
そうすると水道代もかかるし、万が一(例えば災害とか水道管の工事とか)水が不足したときに苦労する。
必要十分な水の使い方について、知恵を身につけることを、僕は嫌いじゃない。
小さな節約と大きな節約
水道代に限らずだが、節約には小さな節約と大きな節約があると思う。
小さな節約とは歯磨きのときに水を出しっぱなしにしないとか、そういうことだ。
要はその都度の心がけだ。
小さな節約は始めやすいが、(心がけの労力のわりに)効果は小さい。
一回の無駄遣いで積み重ねた節約がまさに「水の泡」になることも少なくない。
大きな節約とは生活の根本的な見直しによるものだ。
例えば節水能力の高いトイレに買い替えるといったものだ。
大きな節約はコストや手間がかかるが、設備や固定費に切り込むので効果は高い。
また小さな節約と違って一旦導入すればその後は意識しなくても節約が達成される点もポイントだ。
歯磨きのときに水を止めることは意識しないといけないが、節水トイレの性能で節水することは(節水トイレを購入すれば)意識しなくてもトイレが勝手にやってくれる。
水道代の節約
こんなことを言うと身も蓋もないが、個人の生活において水道代の節約はたかが知れていると思っている。僕達は水がないと生きていけないからだ。
僕達にできることは水を無駄に使わないということで、必要な水を切り詰めることではないのかもしれない。
僕達にできることは不要な水を見極めて、必要十分な水で快適に過ごせる習慣を身に着けることかもしれない。
例えば節水トイレは確かに節水になるかもしれない。
けれど、節水トイレを買うかどうかを悩むのは、多くの場合家を建てるときくらいだ。
賃貸物件に住む人、すでにトイレがある家では決して身近な選択肢ではないだろう。
例えばドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりも節水になると言われている。
けれど、今ある十分に動く洗濯機を破棄してまで、ドラム式を急に買う必要があるだろうか。
それは今ある洗濯機が壊れたときに考えることかもしれない。
こんなふうに、結局のところ「水道代の節約」とは誰もが言うような凡庸な方法に落ち着いてします。
歯磨きのときに水を出しっぱなしにしないとか、トイレの水は音姫代わりに流さないとか、洗濯はほどよくまとめて行うとかだ。
でもそれは節約ではなくて、「水を適切に使う」ということだと思う。
資源を適切に使うということが、資源を無駄に使っていた場合は節約となる。
そんなふうに、水道代の節約にあまり画期的な方法はないと思っている僕だが、シャワーヘッドの交換は有意義だと感じている。
シャワーヘッドは手軽に交換ができてそれでいて日々の生活の満足度を上げてくれる。
僕のように平凡な賃貸物件に住んでいれば、シャワーヘッドも特別性能がいいものではないだろう。
そういう場合にシャワーヘッドをちょっとした節水仕様の物に変えると、効果を実感できる。
蛇口を少ししかひねらなくても充分な勢いの水が出る。充分な水の勢いが出るから「節約している感」がない。けれど確かに水の使用量は減っている。
意識しなくてもできる節約は、とても重宝する。