【ブラックジョーク】子持ち様の職場

オムニバス(ショートショート)

子持ち様の職場

書類仕事

子持ち様に先週からお願いしている資料はまだできていない。
子供の写真を同僚に見せ、談笑する時間はあるようなのだが。
しばらくすると書類を持ってきてくれた。早退届だった。


行けたら行く

有休を使いたくないので、行けたら行きますと子持ち様に言われた。
来なかったときに困るので、
有休を使いたかった独身の鈴木さんは予定を変更して出勤した。


拡大解釈

「あなた」に言ったつもりが、
「子育て世代みんな」に思われてしまった。
「あなたのモラル」について言ったつもりが
「子育て世代の権利」を否定したと思われてしまった。


人と人は助け合って生きている

仕事はお互い助け合い。
独身の鈴木さんは産休中の佐藤さんの仕事をカバーした。
鈴木さんが体調を崩したとき、育休が明けた佐藤さんは退職した。
「人」という字は支え合っている。
「ノ」のほうが子持ち様。


休む理由

子持ち様は子供の看病や用事で、
すでに有休がないらしい。
来月子供と旅行に行きたいそうだが、
休みがないから子供が熱を出したことにするらしい。
有休はないが、理由の引き出しは余っているようだ。


自分の仕事

昨日は子持ち様の鈴木さんが仕事を放っておいたまま帰り、そのカバーに明け暮れた。
今日はやっと自分の仕事ができる。
社員が休んだときのために、情報共有のマニュアル作りを私は任されている。


ちょうど空いていた

子持ち様の鈴木さんが午後から早退することになった
佐藤さんがちょうど手が空いていたらしく、午後の仕事は任せたらしい
これで鈴木さんは余裕を持って子供を迎えに行くことができる
佐藤さんは空けておいた余裕がなくなったわけだが


仕事の緩急

仕事にも緩急はある。
朝一の案件が一段落して
私達は少し雑談をしていた。
子持ち様が遅刻で出社した。
みんなと仲良く談笑する。
さて、午後からもう一つ 重要な案件に取り掛かろう。
子持ち様は子供のことで早退した。


何が悪いのか

子持ち様。
子供を育てながら働くことは悪くない。
体調を崩す子供も悪くない。
しかし悪びれもせず休み
仕事は誰かに代わってもらうのが当たり前。
自分は来た時にしたいことだけする。
そういうのを人は
態度が悪いと言う。

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