料理はある物で作る
自炊をするということ
本当に生活に根付いた自炊をするということは、冷蔵庫や戸棚にある物でちょっとした料理を作るれることだと思う。
例えば料理本やレシピのサイトを見て、あれやこれやとスーパーで材料を買い揃えて、時間をかけて料理をする。
それも悪くはない。出来上がった物は見栄えもいいし、美味しいだろう。
けれどそういった力のこもった料理は長くは続かない。そして自炊が続かないということは結局外食や出来合いの物を買って食べる生活が続く。
自炊とはもっと肩の力を抜く必要がある。
冷蔵庫や戸棚に残っている食材でちょっとした料理を作る。ものすごく見栄えがいいわけではないかもしれない。けれどそれなりに栄養があってそれなりに美味しい。その料理に名前はないかもしれないが、自分の身体を作る今日の一食、あるいは一品になる。
そういう料理が作れることが本当の意味での自炊だと、私は思う。
ちょっとした料理
ちょっとした料理の例として、私はオムレツなんてものはわりと便利だと思う。
大体の食材は卵でくるめば美味しいし、ご飯が進む。
冷蔵庫に残った半端な野菜を炒めて、塩コショウなどで味付けをして、卵でくるむ。
これでちょっとした一品が出来上がる。
味噌汁やコンソメスープ、ミネストローネなどスープの類に具をたくさん入れるというのも便利だ。温野菜は食べやすくて、子供が無理なく野菜を摂取することに貢献してくれる。
いずれにせよ、自分の生活に合った「食材の活かし方」を知ることは人生の充実度を高めてくれると思う。
人生が続くということ
人は形から入るのが大好きだ。(私もそうだ)
スポーツは心躍る道具をそろえたいし、料理は見栄えのいい物を作りたい。
けれど、されだけでは習慣化されない場合が多い。
私達は何をするにしても、自分にとってそれが「馴染む」ことが必要なのだと思う。
その馴染ませ方は人それぞれだが、それを見つけることが、自分の人生を生きるということなのだと思う。