かっこ悪い大人の特徴(内面・言動)

オムニバス(エッセイ風小説)

大人として生きるということについて

 生きていれば、歳を取り大人として生きることは避けられないが、どのような大人として生きるかは選べるかもしれない。

カッコ悪い大人の特徴

変化を嫌う

 人は誰しも歳を取れば取るほど変化を受け入れにくくなる。
 それは仕方のないことだ。しかしそれを自覚し、変化を受け入れる価値観を持つことは大切だ。

 特に「今までそうしてきたから」と慣習を振りかざし強要するようなことをしていては、周囲から「老害」と言われるだろう。

感情的になって物事を見失う

 いい年をして怒鳴ったり感情的になって冷静さを失っては、なんとも残念だ。
 ある程度の年齢になれば、人は冷静に穏やかに誠実さと敬意を持って人と接さなければならない。

 もちろん、相手に「今自分は怒っているんだ」ということを暗に伝えるためにわざと感情的になっている様子を演じる大人はいる。しかしそういった場合でもそれには意図があって冷静さは失っていない。

 いずれにせよ、仕事だったり公共の場で感情的になって支離滅裂な行動をしたり冷静さを失うことは避けたいものだ。

内弁慶である

 内弁慶な大人はかっこ悪い。
 会社で主張ができないから家庭で愚痴を言う。
 上司に直接物が言えないから部下に上司の悪口を言う。

 外に対して意見が言えず、そのぶんのフラストレーションを内にぶつけるのはなんとも情けない。

人の話を聞かない

 話し合いができない大人は面倒だ。
 理性的な話、合理的な話、互いを尊重した話。
 そういう話し合いができない人から人は離れていく。

 歳を取れば取るほど、周りにイエスマンが増えてしまう。
 人の話を聞かない大人が増える。

 人の話(特に目下)に耳を傾けることは大切なことだ。

諦めて後ろ向きである

 世の中にはどうしようもないことがある。
 そのような物事にどう向き合うか。

 どうしようもないことに憤り続けても確かに仕方がない。
 しかしなんでもかんでも諦めて無気力になっても、物事は前には進まないだろう。

 どうにもならないことに心を奪われないようにしながらも、自分にできることはする。

 「やっても無駄だ」「しょうがない」と周囲にネガティブなムードばかり与えている大人はそうじゃない人の士気まで奪う。

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