三角関係とは
三角関係の図
三角関係とは三者間の恋愛感情が絡み合った状態のことである。
例えばAのことをBとCが好きになり半ば奪い合うような状態になったとき、この人間関係は典型的な三角関係と言える。
A
↗ ↖
B C
図にすると上のような状態である。
この場合、両想いになるためにBとCがAを取り合うことは想像に難くないだろう。
あるいは、以下のような状態も三角関係と言えるだろう。
A
↗ ↘
B C
この場合はBがAに恋をし、AがCに恋をしており互いの感情がすれ違いとなっている。
なかなかもどかしい状態である。
三角関係は人間関係や恋愛感情の複雑さを物語っており、小説やドラマなど様々な物語でよく描写される。
さて、この関係が三角関係であるわけだが、腑に落ちない人もいるかもしれない。
BとCに関して恋愛感情が言及されていないためである。
つまりこれは三角関係ではなくV字関係ではないのか。
言葉を厳密に考える人の中にはしばしばそういった発想をする人もいるかもしれない。
A
↗ ↘
B ← C
言葉を厳密に考える人々は、三角関係という言葉から想起される関係性は上記のようなものを考えるかもしれない。
つまりAはCに、BはAに、CはBに恋をしている。(例えばAとBは異性愛者、Cは同性愛者なのかもしれない)
これだと各々の好意の矢印が循環しており、じゃんけんのような形をとる。
いずれにせよ、三角関係はこれまで示したような三者間の気持ちのすれ違いを表す。広義にはどれも三角関係で、人間関係の難しさを物語っている。
三角関係は身を引いたほうがいいのか
A
↗ ↖
B C
冒頭で述べたような二人が同じ人を好きになった場合の三角関係であなたがBの場合、「自分は身を引いたほうがいいのか」と悩むこともあるだろう。
考え方は人それぞれだろうが、個人的には身を引く必要はないと思う。恋愛は個人の自由であり、自分の気持ちに正直でなければ後悔するからだ。
しかしながら下図のような状態であれば、あなたは身を引いたほうがいいかもしれない。
A
↗ ↗ ↖
B D C
つまり、そもそもあなたは蚊帳の外で箸にも棒にも掛かっていない状況である。
自分の人生の主人公は自分である。しかしながら、誰かにとっての自分はモブでしかない(脇役ですらない)ことがしばしばある。
自分がその「三角」にそもそも入っているかは注意が必要だ。