バスタオルの洗濯の頻度という選択
バスタオルの洗濯
バスタオルを何回使ったら洗うのか。
何回か使い回す人もいれば、毎回洗う人もいるだろう。
生活の中での、人によって意見が分かれるささやかな違いの一つと言えるだろう。
バスタオルを毎回は洗わない人
バスタオルを毎回は洗わない、つまり何回かに一回しか洗わない人は意外と多い。
下着やハンカチなどは毎回洗っても、バスタオルは何回かに一回しか洗わないという人も一定数いるだろう。
それがなぜかと言えば、バスタオルは入浴後の濡れた身体を拭く物だからだ。
入浴後という自分の身体が最も清潔な状態を拭いたタオルを、果たして毎回洗う必要があるのだろうか。
そうでなくても、バスタオルは大きく厚手で、洗濯は地味に労力を使う。
雨の日や曇りの洗濯であれば、生乾きにならないか不安だ。
このように考えると、入浴後の身体を拭いただけのバスタオルを毎回洗濯するのは効率が悪い気がする。
バスタオルを毎回洗う人
バスタオルを毎回洗う人は、総じて清潔感が生活の中に溶け込んでいる気がする。
入浴後の身体は綺麗だとかそういうことではなくて、一度使ったタオルは洗う。それ以上でもそれ以下でもない。
使って洗ってないタオルが家の中に干してあるのは違和感があるし、それを使うことも違和感がある。
一度使ったタオルは洗いたいという感覚が、バスタオルの洗濯という労力を上回る。
バスタオルをたまにしか洗わない人が「別に気にしない」という感覚を持っているように、バスタオルを毎回洗う人は「毎回洗うということが苦にならない(あるいは繰り返し使うよりはマシ)」という感覚を持っている。
要はどちらが正しくどちらが間違っているというのではなく、お互いに価値観を持っているということだ。
入浴後にバスタオルを使うこと
では私はどうしているのかと言えば、入浴後に使ったタオルは毎回洗っている。
ただしバスタオルを私は持っていない。
私は入浴後に身体を拭く際はスポーツタオルを使っている。
スポーツタオルで身体を一通り拭き、その後にフェイスタオルを首にかけてダラダラと過ごす。このフェイスタオルは髪の毛で肩や服が濡れるのを防いでくれる。
スポーツタオルはバスタオルより小さく、フェイスタオルはそのスポーツタオルよりももう一回り小さい。
バスタオルは大きくて乾きにくい。バスタオル一枚を洗うよりは、スポーツタオルとフェイスタオルの計二枚を洗うほうがまだ手軽な気がしている。なにより生乾きを避けられる。
要するに私はタオルは毎回洗うものの、そのタオルはバスタオルではなく別のタオルで済ませているということだ。
そんな私にとって、顔を洗うときはフェイスタオル、入浴後はバスタオルと生活シーンに合わせてタオルのサイズを使い分けている人はなんとも丁寧な暮らしをしているなと思う。仮にそのバスタオルを毎回は洗っていないとしても。
入浴後にバスタオルを使って身体を拭いて、そのバスタオルを毎回は洗濯しない人。
朝顔を洗うときや、外で何か身体を動かして汗をかいたとき。入浴後に身体を拭くとき。タオルを毎回洗いはするけれど、どのシーンでも同じタオルを使っている人。
どちらが「ズボラ」なのだろうか。