手帳のマンスリーとウィークリーどっちを使う?
手帳のマンスリーとウィークリーの使い分け方としては、
スケジュール管理に重きを置きたい場合はマンスリー、計画立てやToDo管理に重きを置きたい場合はウィークリーを使うといいだろう。
個人的にはマンスリーとウィークリーの「どちらも使う」というパターンもおすすめだ。
しかし「マンスリーかウィークリー、どちらかだけでいい」と思う人もいるだろう。
そのような場合の、「マンスリーとウィークリー、どっちを使ったほうがいいのか?」ということについて考えていきたい。
マンスリーとウィークリーの違い
マンスリー手帳
マンスリー手帳の特徴
マンスリーは文字通り見開きで一か月のカレンダーを見ることができる手帳のスタイルだ。
日曜始まり・月曜始まりの違いこそあれど、おおむね外観は成熟していてどのメーカーの手帳でも似たようなデザインをとることが多い。
つまり1か月のカレンダーを見開きいっぱいに表示し、左右どちらかの端にメモ欄があるというデザインだ。
このメモ欄は、一週間が七日であるがゆえの必然と言える。一週間が八日なら曜日を左右のページで四日ずつ等分できるのだが、七日だと割り切れない。このため左右どちらかの端の列に余白が残る。
マンスリー手帳の場合、このメモ欄の使い方にその人の個性が出てくるだろう。
メモ欄をToDoリストとして使っている人もいれば、予定を書き込むスペースが足りなかった際の予備スペースとして使う人もいる。
マンスリー手帳が向く人
マンスリーの手帳が向く人は、予定を「事柄や行事」で管理したい人だろう。
つまり何日に何があるとか、何時にどこに行かないといけないとか、そういう「自分がどのような状況に置かれているか」を把握したい人向けだ。
そういった予定管理の場合、マンスリー手帳は使いやすい。マンスリー手帳は各日の書き込みスペースは少ないが、そのぶん一か月を見開き一ページで俯瞰して見ることができる。
来週のこの日は何があって再来週は何の予定あるのかということを確認しやすい。
マンスリー手帳は自分にどんな予定が入っているのかという受け身のスケジュール管理に向いている。
ウィークリー手帳
ウィークリー手帳の特徴
ウィークリー手帳のデザインは大きく二つある。
一つは見開きで一週間を構成するタイプであり、もう一つは片方一ページで一週間を構成するタイプだ。
見開きで一週間を構成するタイプは、一日が縦軸で構成されていることが多い。
そして一週間は七日であるから、どちらかのページに三日間とメモ欄、他方のページに四日間の枠が設けられている。
見開きで一週間を構成するタイプは一日当たりの書き込みスペースがそれなりにあり、ある程度は時間刻みでの予定管理も可能だ。
このため見開きで一週間を構成するタイプは簡易的なデイリー手帳の役割も果たすだろう。
一ページで一週間を構成するタイプは一日が横軸で構成されていることが多い。
そして見開きで見ると二週間の予定を一望できる。
見開き二週間のウィークリーは一日が横軸であることが多いため、項目を書き並べるようなToDo管理には不向きかもしれない。一方でちょっとした文章を書く簡易な日記のようなスタイルとは相性がいいだろう。
ウィークリー手帳が向く人
ウィークリー手帳が向く人はToDo管理や自分の「したい予定」を入れ込みたい人向けだろう。
つまり何日までにこのプロジェクトを完成させようとか、そのために何日までにこの書類を作ってしまおうなど自分のすることを計画立てる場合だ。
こういった自分を自分の計画に沿って動かしたい場合、ウィークリー手帳は便利だ。
個人の感覚にもよるだろうが、何かをしようと行動計画を立てるとき、一か月単位ではぼやっとしてしまうことがある。一週間くらいのスパンの方がイメージしやすく、具体的な行動に移しやすい。
ウィークリー手帳は今週自分は何をするかという主体的なスケジュール管理をしたい人に向いている。