心が折れそうなときの言葉たち

詩・散文

折れそうな心を支えてくれる言葉たち

明日は明日の自分にゆだねる

 悩んでいるとき、人は大抵未来を不安に思っている。
 ああなったらどうしよう。こうなったらどうしよう。
 起こってもいないことに頭を抱えて、それがストレスとなり心が折れそうになる。

 実際に何か失敗したとしても、人は意外とその失敗ではなく「この失敗のせいでああいわれたらどうしよう。こんなことが起こったらどうしよう」と未来の起こっていないことで気をもんでいる。

 明日何が起こるかは今日はわからない。明日になれば勝手に解決している問題もある。
 明日のことは明日考えればいい。少なくとも今日不安になる必要はない。


 明日のことは、明日の自分が上手くやってくれるだろう。

日常を送ることは心を保つ

 普段の日常を送ることは心を保つ。習慣は偉大だ。
 忙しいとき、平常でないとき、心が折れそうなとき。
 そういうときほど日常を大切にしたい。

 食事をバランスよくゆっくりとること。
 ゆっくり湯船につかること。
 睡眠をしっかりとること。

 悩んだり不安なときほど、人は自分を損なう生活をしてしまいがちだ。
 淡々と丁寧に、日常を送ること。それは知らないところで自分を支えてくれる。

心のスペースを荷物一つ分空けておく

 心が折れるときは、いっぱいいっぱいになっているときに、さらに憂鬱な出来事が降りかかったときだ。

 ギリギリで心をなんとか保っているときに、さらに心を消耗させる出来事が降りかかる。
 そういうときに人は表面張力で保っていたコップの水がこぼれるように、心が崩れ落ちる。

 だから心は常に荷物一つ分、出来事一つ分のスペースを空けておかないといけない。

 そのためには、いっぱいいっぱいになる前に心の荷物を一つ手放さないといけない。
 弱さを一歩早く出せることが大切だ。

弱さを出せるのは強さ

 弱さを出せることは強さでもある。
 最弱が最強になることもある。

 自分の弱い心を認めてあげること。
 自分の気持ちを声に出せること。
 無理をせず、自分を保つこと。

 自分の弱さを自分が扱えることは、長期的には強さとなる。

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