車に他人の子供を乗せることの価値観

マナーと生活

自分の車に他人の子供を乗せることについて

自分の車に他人を乗せることの許容範囲

 子育てをしている人は、他人(ママ友やパパ友)の子供を自分の車に乗せる状況があるかもしれない。

 自分の車に他人を乗せることは、人それぞれの価値観が出る微妙な問題だ。

 状況によっては乗り合いをすることは便利だ。
 しかし当然、何か事故があったとき、それは人間関係のトラブルの元になる。

 できれば他人を車に乗せたくないという人はいる。
 ちょっとくらいなら乗せてもいいが、長距離・頻繁には抵抗がある人もいる。
 どのような状況でもいつでも乗せていいよという人もいる。

 私達はこの微妙な問題を、どうしたらいいのだろうか。

他人を乗せるシチュエーション

 子育てをしていると、他人の子供を自分の車に乗せるというシチュエーションがしばしば発生する。

 例えば、自分の子供が習い事をしていて、その習い事には我が子の友達も通っている。
 子供を迎えに行く。その日、我が子の友達の親、つまりママ友は急遽仕事でお迎えに行けず困っている。ママ友とは家も近い。
 このようなとき、ママ友の子も我が子と一緒に車に乗せて、家に送ってあげるという選択肢が出てくる。家は近いから大した労力じゃないし、ママ友も助かるだろう。

 あるいは、子供が友達の家で遊んでいた。子供をママ友の家に迎えに行くと、他の友達も帰ろうとしていた。その子の家は我が家と近い。その子は歩いて帰ろうとしている。
 このようなときも、自分の子供を迎えに来たついでに送ってあげようかなという選択肢が出てくるだろう。

 自分の子供と一緒に別の子供を車に乗せてあげることは、何かの「ついで」であれば大した労力ではないし、親切でやってあげたいとも思う。

他人を車に乗せるリスク

 しかし他人を車に乗せることは、万が一事故を起こした場合を考えるとリスクのある行為だ。

 大人同士が了承し、責任を持って、ちょっと乗り合うくらいならまだいいかもしれない。
 しかし、親が不在の状態で他人の子供を乗せて、もし事故を起こし、その子が怪我でもしたら、とても気まずい。

 他人の子供を車に乗せて事故をしたときの気まずさは計り知れない。

 このように考えると、他人を車に乗せるという行為は、そこまで安易にできることではないだろう。
 しかし、日常生活ではどうしても、他人を車に乗せたり、他人の車に乗ったりするシチュエーションが出てくる。
 そしてこれらには、いくつかのグラデーションがある。

他人の子供を車に乗せるシチュエーション

ちょっとした送迎

 先ほど例に挙げた送り迎えなどは、他人の子供を車に乗せる機会としては最も多いケースの一つだと思う。

 車で五分から十分程度の短い距離、子供だけで歩いて帰ることもできる程度の距離だ。

 他人を自分の車に乗せることは基本的にはリスクのある行為だが、このくらいなら許容したほうが社会では生きやすいかもしれない。

 ただし、習い事が一緒だからといって毎回よその子も一緒に送迎することを「決める」ような、常習化は避けたほうがいいと思う。

中距離の送迎

 例えば日曜日に、車で行けるような公園に一緒に連れて行く。
 子供の習い事(スポーツ)の試合で、一緒に会場まで送る。

 時間にして三十分前後の距離。子供だけでも電車などの公共交通機関で帰ることができる程度の距離。
 このようなケースで車に乗せるか否かは、見解が分かれるところであろう。親同士の仲の良さにもよるかもしれない。

 中距離の移動はある程度信頼できる関係性の人と、十分に申し合わせた上で行うほうがいいだろう。少なくとも連絡を取り合えるある程度交流がある人に限定したい。

長距離の移動

 例えば休日、県外や比して距離のある場所のレジャーに子供も一緒に連れて行くようなケースだ。

 時間にして一時間以上、半日ないし丸一日現地で過ごすようなレジャー、場合によっては高速道路を使い都・県をまたぐようなケースだ。

 こういう移動に他人の子供を乗せるのは、なかなか責任が伴う。互いの信頼関係がないと厳しいだろう。

 個人的には、長距離の移動はやはり現地集合が基本だと思う。
 他人の子供を車に乗せて、数時間の移動をして丸一日外出できるのは、なかなかの「陽キャ」だとも思う。
 要するに、「長距離の移動で他人の子供を車に乗せること」が良い・悪いではなく、「私達だからいい」と思えるタイプだ。

他人を車に乗せる価値観

 以上のように、他人の子供を車に乗せるかは人それぞれの価値観による。
 しかしその距離が長いのか短いのか、ちょっとした親切なのか常習的なものなのか。万が一のことも考慮しているのか安直な思いつきなのかで意味は変わるだろう。
 月並みな言い方だが、人の子供を車に乗せるということは、それに伴う責任も乗せているということなのだ。

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