地べたに鞄を置くこと
床にそのままバッグを置くこと
床にバッグを置いても気にならない人がいる。
床にバッグを置くことは抵抗がある人もいる。
個人の価値観や衛生観念、マナーなどに関する問題だ。
床にバッグをそのまま置くことについて考えたい。
バッグを置くときの考え方
床にバッグを置くことは汚い。
けれど日本の外出先は一見すると床がきれいに見える場所が多い。
バッグを床に置けない派・置ける派が分かれる原因の一つだと思う。
例えばショッピングモール、病院、市役所、オフィスビル。
歩いただけ、触れただけで、明らかに自分の足や服が致命的に汚れる場所は少ないだろう。
そう、日本は清潔に見える国なのだ。
例えばこれが泥水が溜まった床なら、吐瀉物の跡がある地べたなら、糞が落ちている地面なら、誰も自分のバッグを置こうとはしないだろう。
もちろんその床は、さっきまでゴミが落ちていたかもしれない。汚れた靴で歩かれたかもしれない。菌やウイルスが繁殖しているかもしれない。
けれどそれらは「今」「目には」見えない。だから「そこまで汚れていない」ように見えるのだ。
床にバッグを置いても、そのバッグが致命的に汚れるわけではない。
例えば決して取れない汚れた付着したり、感染症に罹患したり、強烈な臭いが移るわけでもない。
だからバッグを床に置くことを許容するか否かは、考え方や価値観、マナーの問題なのだ。
考え方の問題
「汚れていないように見える」床にバッグを置くのは、「汚い気がする」のだ。
公共の場の床は、見た目はきれいだが汚れているかもしれない。
汚れていないように見えるが、汚い気がする。
だから床にバッグを置いたら、汚れていないけれどバッグが汚れた気がする。
そのバッグを帰ってから家の床に置いたら、床が汚れる気がする。
私達の「そんな気がする」は伝染するのだ。
その伝染について考慮することをマナーとする人もいれば、空虚なことだと気にしない人もいる。
目に見えることだけが全てじゃないとする人もいれば、
目に見えないことに囚われ過ぎることの不毛さを訴える人もいる。