家で過ごす楽しさ
家で過ごすことと外出
家で過ごす時間が充実すると、無駄遣いが減る。
多くの人は出掛けるとお金を使う。
もちろん、買う物を吟味したり同じ物でも安くで売っているお店を利用したり、「使うお金が少なくて済む方法」を意識することはある。
けれど、そもそも家に居れば外出に伴う出費はゼロだ。
自分なりの、家での楽しい過ごし方を見つけること。それは生きていく上でけっこう大切なスキルの一つだと、僕は思う。
外出をすること
家に居ても何もすることがない。という人は多い。
何かと自分の中で用事を作り、外出をする人は多い。
もちろん、外出をすることは刺激になるし楽しい。けれど、外出をすることに慣れてしまうと、そういう外的な刺激でないと楽しめなくなってしまうことがある。
要するに、お金を使ったり外で他人が準備したイベントがないと生活を楽しむことができない。
それは少々生きていくことにコストがかかかり、また何気ない楽しさを見落としがちになる。
例えば家で掃除をしたときの爽快感。料理を作ったときの達成感。園芸や読書など家で過ごすことで得られる心の落ち着き。
そういう派手ではないがじんわりと心を満たしていくれる活動を見失ってしまう。
一日家の中で過ごすことができない。休日は常に外出をする。
そういう生活が当たり前になると、自分が楽しむために強い刺激がないと満足できなくなる。
それは身の回りにある何気ない刺激を味わう機会を見失ってしまう。
家で過ごすこと
外出することは悪いことではないが、同じくらい家で過ごす時間も楽しめると日々の暮らしはもっと充実すると思う。
多くの人は生きていくために家賃なり住宅ローンを払っているわけだから、家という物はけっこうなコストを払って維持している自分専用の場所なのだ。
洗濯物が太陽の光で気持ち良く乾く。
自分で作った料理が思ったよりも美味しかった。
床を雑巾で水拭きしたときのさっぱりとした気持ち。
それらは些細なことかもしれないが、僕達の心を調整してくれる大切な営みだと思う。
僕達はこのハイテクな社会の中で生きているけれど、結局は原始的な人間という生き物だ。
衣食住の在り方が生きることに深く関係する。
家で過ごすことと節約
家で過ごすと無駄遣いが減る。
外出しないから余計な出費が減る。
家で過ごすことが楽しめると、無理なく出費が減らせる。
要するに家が好きになるとお金をかけずに人生を楽しめる。
もちろん、家に居てもお金を使うことはできる。
ネットで買い物をしたりデリバリーで食事を頼めば、外出するのと同じかそれ以上のお金を使うことだってできる。
だからここで言う「家で過ごす時間が増えると無駄遣いが減る」というのは、ライフスタイルの話なのだ。
物を買ったりサービスを提供してくれる場所に行くことは、言うなればお金を払って満足感を外部委託することだ。
一方で、家で家事をして充実感を得たり好きな趣味があると、人生の満足感を自分で作ることができる。
家での暮らしを充実させることは、人生の充実感にもつながると僕は思う。